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太極拳の歴史を簡単にまとめると・・

 (これが太極拳の始まり)

太極拳の創始者と言われてる陳王庭(1600年~1680年)は 明末
清初の人であり、明の官僚でした。ところが明は1644年に李自成の
攻撃を受けて滅亡し、さらに李自成軍も清におわれてしまいました。


陳王庭は明の滅亡以前に、自分の出身地である河南省温県に帰って
郷里の子弟達にに武術を教えはじめました。

陳王庭は、拳法と、導引法という道家の伝える健身法、そして経絡学説を中心とする医学を結びつけました。


陳王庭にて考案され、長年にわたり改良された拳法(徒手武術)・槍法・剣法・刀法その他の武術体系は、400年間代々にわたって受け継がれ今の現代にまで伝わったのです。
大きく2つに分類されてます。

 

①伝統太極拳: 陳式・楊式・呉式・武式・孫式

②制定太極拳: 簡化24式・88式・42式・48式
            32式太極剣・42式太極剣

 


 

太極拳の学び方について


最近の太極拳では、リクリェーション的な要素と保健体育としての意義が主要のようです。

ゆったりとした動きの中に、ひとつひとつの動作に攻撃と受け身などの
意味があります。

体内の心臓や肺に過重な負担をかけずに、自然的に全身運動が出来、また独特の面白味を持つこと、自律神経失調症などに対しては、かなりの効用があると認識できます。だからといってただ単に体を動かしているだけでは、本来の目的に合わず効用も期待できません。

本来太極拳は大変高度な技術体系をもつ中国の拳法ですから、技術
だけでなく理論をも学ぶ必要があるのは,当然のことと解釈すべきです。

特に最近では、表演の美的感覚も重要視され、武術・美術の両面
から評価されます。


学びのステップ

(第一.基 礎  第二.熟練・協調  第三.内外相合)

  第一段階における3ステップ

     基本的な套路の習得

     手、足、目などの手法、用法

     武術的な要素を取り入れた

  第二段階における

     視覚的感覚

     体験から得る熟練

     体全体の協調

  第三段階の学び方

     心身の協調動

     身体内部からの始動

     発頸の意味

最終的には武術性と芸術性の両面を備える必要性がありますね。

 

 

お勧めの学び方

 
 1.入門太極拳として8式ぐらいにまとめたコース

 2.やはり簡化24式太極拳を12ヶ月で套路を学ぶ

 3.簡化24式太極拳の中級として手形・足型、用法を学ぶ

 4.88式太極拳にて、一定期間の練習を行い太極拳の体習を得る

 5.32式太極剣にて大きな動作と剣との一体感を学ぶ

 6.48式太極拳、42式総合太極拳にて武術としての太極拳を習得

 7.42式太極剣、その他

  これで終わりと云うことはありません。
  これらを継続し修練することが最も重要な事です。